接待・会食

接待で寿司店を選ぶ前に、幹事が確かめること

店選びで失敗しないために、予約の前に確かめておくこと。席の形、時間、食の制限、お会計。接待の幹事のための覚え書き。

文 R-30 hizen

R-30 hizenの店内。弧を描くカウンターと、灯りを落とした黒基調の空間

接待の店選びは、料理のおいしさだけでは決まりません。どれほどおいしい店でも、席の形が目的に合っていなかったり、お会計で手間取ったりすれば、会の印象はそちらに引きずられます。

寿司店を候補にするとき、幹事が予約の前に確かめておきたいことを、順に挙げます。

席の形は、会の目的で決める

最初に確かめるのは、席です。

個室は、込み入った話をする会に向いています。契約の詰めや、人事にかかわる話。周囲に聞かれたくない内容があるなら、個室のある店を選ぶべきです。

カウンターは、関係を深める会に向いています。握られた一貫がそのまま話題になり、初対面でも間がもつ。商談そのものより、「一緒に良い時間を過ごした」という記憶を残したい会に合います。

どちらが上ということはありません。目的と席が合っているかどうかです。

たとえばR-30 hizenは、カウンター席のみの鮨店です。個室はございません。込み入ったお話の席には向かず、食事そのものを一緒に楽しむ会食に向いています。カウンターの様子は空間のページに載せています。

所要時間を、相手の予定から逆算する

おまかせのコースは、始まると途中で切り上げにくいものです。

お相手に次の予定があるか、遠方からお越しで帰りの時刻が決まっていないか。先に聞いておき、それに収まるコースを選びます。開始が遅れると全体がずれ込むので、集合時刻は少し早めに案内しておくと安心です。コースごとの長さの違いは、三つのコースの選び方で比べられます。

食の制限は、まとめて一度に伝える

アレルギー、宗教上の制限、苦手な食材。お相手に直接聞きにくいときは、先方の担当者や秘書の方を通して確かめます。

店に伝えるのは、予約のときです。当日に席で判明しても、対応できないことがあります。おまかせの店では、苦手な食材の差し替えをしていない場合もあるので、その点も予約の前に確かめておきます。伝え方の細かな話は、苦手なものの伝え方にまとめました。

お会計と明細は、予約の前に

意外に見落とされるのが、お会計です。

  • 使えるクレジットカードの種類
  • 明細が発行されるかどうか
  • 席でお会計を済ませられるか

社内の精算で、内訳のわかる明細が必要な会社は少なくありません。店によっては明細を発行していないので、必要な場合は必ず事前に確かめます。

R-30 hizenも、コースご利用時などの明細は発行しておりません。お支払いには、クレジットカードをお使いいただけます。

入店の条件にも、目を通す

店ごとの決まりごとも、見ておきます。年齢、服装、香り。お相手を連れて行ってから入店できない、という事態は避けなくてはなりません。

年齢の決まりがある店では、ご同席の方の年齢まで確かめます。R-30 hizenの席に着けるのは、30歳以上の方だけです。香水や香りの強い柔軟剤も、お控えいただいています。

駐車場の有無や、最寄り駅からの道のりも同じです。お相手が車でお越しになるのか、電車なのか。来かたに合わせて、案内の文面を変えます。場所がわかりにくい店なら、建物の名前と階数まで書き添えておくと親切です。

人数で、予約の窓口が変わる

人数によって、予約の受け方を分けている店があります。

R-30 hizenでは、3名様以上のお席はお電話で承っています。貸切は20名様以下で、こちらもお電話でのご相談です。幹事の方に先にお伝えしたいことは、接待・会食のページにまとめました。お相手への道案内には、アクセスのページの地図をお使いください。

当日、幹事がすること

予約を済ませたら、当日の動きも考えておきます。

  • 先に着く 約束の十分前には店の前に。お相手を外で待たせないためです
  • 席を決めておく カウンターなら、お相手を奥へ。自分は、店の人に声をかけやすい手前に座ります
  • 進み具合を見る お相手の箸が止まっていないか、杯が空いていないか。気づいたら、店にひとこと
  • 帰りの足を確かめる 駅までの道、車を呼ぶ場所。お開きの前に、頭に入れておきます

幹事が落ち着いていると、お相手も安心して食事を楽しめます。段取りの大半は、店に入る前に終わっているものです。