
すすきのは、一晩に何軒も歩ける街です。居酒屋で始めて、バーへ移り、最後に締めのパフェ。そんな回り方を楽しみに来る方も多いでしょう。
そのなかに鮨を入れるなら、順番は最初をすすめます。
舌が新しいうちに
理由は単純で、鮨は繊細な料理だからです。
白身の淡い甘み、酢の立ち方、昆布の旨み。こうした細かな違いは、濃い味の料理や強いお酒のあとでは感じにくくなります。空腹で、口の中がまっさらなとき。握りがいちばんよくわかるのは、その状態です。
おまかせのコースなら、なおさらです。淡いものから濃いものへ、順に組み立てられた流れを、最初から最後まで受け取れます。
早い時間は、店も落ち着いている
もうひとつの理由は、時間帯です。
すすきのがいちばん混み合うのは、夜が深まってからです。開店して間もない時間は、街にも店にも余裕があります。予約の時刻に慌てることもなく、ゆっくり席に着けます。
R-30 hizenの営業は、18:00から。すすきの駅から徒歩5分なので、駅で落ち合ってそのまま向かえます。道順はアクセスのページで確かめられます。
所要時間から、二軒目を考える
鮨を一軒目にするとき、気になるのは「何時に出られるか」でしょう。
おまかせのコースは、おおよそ一時間半から二時間半かかります。十八時に始めれば、短いコースなら十九時半ごろ、長いコースでも二十時半ごろには席を立てる計算です。そこからバーへ向かっても、夜はまだ十分に残っています。
二軒目の予定がはっきりしているなら、短いコースを。鮨そのものを夜の主役にしたいなら、長いコースを選んで、二軒目は軽く一杯だけにする。そう決めておくと、当日に迷いません。
R-30 hizenのコースでいえば、ご滞在が1時間30分までのおまかせショートコースが、二軒目のある夜に合います。全15品のおまかせコースは、お料理のご提供に2時間ほど。こちらは、鮨を夜の主役にする日に。それぞれの中身はおまかせコースのページにあります。
鮨のあとは、歩く
食後は、少し歩いてみてください。
すすきのの中心部は、端から端まで歩いても十数分ほど。鮨のあとの体には、ちょうどよい距離です。バーの扉を開ける前に、外の空気を吸っておく。北海道の夜は、夏でも風が涼しく、冬は空気が澄んでいます。
二軒目は、鮨の余韻をこわさない店を
鮨のあとに向かう店は、どう選ぶか。
おすすめは、静かに一杯だけ飲める店です。握りの余韻は、案外長く口に残ります。濃い味の料理や甘いカクテルで上書きしてしまうのは、少しもったいない。
ウイスキーをストレートか水割りで。あるいは、すっきりしたカクテルを一杯。すすきのには、カウンターだけの小さなバーが数多くあります。鮨店のカウンターから、バーのカウンターへ。座る席は変わっても、静かな時間はそのまま続きます。
甘いもので締めたい方は、パフェを。札幌には、飲んだあとにパフェを食べる習慣があります。このときも、鮨のあとすぐではなく、少し歩いて間を置いてから。
帰りの時刻から、逆算する
最後に、帰り方です。
地下鉄は、日付が変わる頃まで動いています。宿がすすきのや大通の周辺なら、歩いて帰れます。どちらにしても、「何時に店を出るか」を先に決めておくと、二軒目で慌てません。
鮨を十八時に始める夜は、時間にゆとりがあります。急がずに食べ、急がずに飲み、急がずに帰る。一軒目を早くすることの、いちばんの良さはそこにあります。
すすきので、きちんとした鮨店を選ぶときの考え方は、すすきのの高級寿司に書きました。旅行で札幌へ来られる方は、札幌旅行でおまかせ鮨を予約する段取りを。二人での食事なら、鮨デートの服装と香りも、出かける前にどうぞ。